睡眠時無呼吸症候群の診療フローチャート
睡眠時無呼吸症候群診療ガイドライン2020を元に作成しました。
ポイントは
・無呼吸を疑う患者では精査を進めながらも生活習慣の是正を行う。
・(記載はしていませんが)問診票だけで除外はせず、診療所でも可能な簡易検査を行う。
・簡易検査でAHI<40ならば専門施設に紹介してPSG施行してもらう。
・PSGでAHI≧20であればCPAP導入考慮する。
・重症SASの患者で(特に若年者)では手術適応を見逃さない。
・CPAP治療が継続困難な場合や軽症~中等症の場合は口腔内装置も治療選択肢になる。
簡易検査では日によってAHIが変動する事もあるので、2回行う施設もあります。2日とも40以上であればCPAP導入で良いでしょうが、1日目40以上、2日目40未満など日によって異なるケースではPSGでの診断確定が望まれるのでは無いかと思われます。